電気二重層キャパシタ製品の防水対策




ソーラーと電気二重層キャパシタを使ったシステムを屋外で使用する場合、防湿対策が不可欠です。
屋外看板のように地面から上に製品を設置する場合はケースの中に回路部分を入れ、水が抜けるように水抜き穴付けておいたり、空気を取り込めるような構造にすることもできますが地面とほぼ同じ高さのところに置く製品の場合は水抜き穴を開けておくとそこから水が入って製品が壊れてしまいます。

製品のケースの防水対策にお金をかけることも必要ですが、もし水が入ってきても動作するようにできればいいですね。
ではどうするのか。
回路基板等にシリコン材などを詰め込んで水が入っても動作する状態にすることも必要です。
シリコン材も高価なので回路基板の部品実装面に比較的柔らかめのシリコン剤を塗布し、屋外設置の温度変化による膨張収縮を和らげます。
製品にもよりますがその上にウレタン系のポッティング材を挿入して防水対策をしたりすると多少経費削減になります。
シリコン材とウレタンポッティング材の境目は付かないため、ウレタンポッティング材を多めに入れますが、ポッティングしやすいように下の写真のように回路基板を装着したケースにそのままポッティング材を入れることができるようにしておくと便利です。


ただし、修理は不可能というか面倒なのでやってられません。
このような方法も電気二重層キャパシタの長所で回路基板に実装した電気二重層キャパシタをそのままポッティングすることができます。
(過電圧によるガス抜き弁が電気二重層キャパシタに付いている場合、その部分は露出させておきます。上の写真では電気二重層キャパシタの上面)