ソーラーセルのカット




小さなソーラーモジュールにしていくにはソーラーセルを必要な大きさにカットしていきます。

小さなソーラーモジュールの性能は製造業者のレベルによってかなりの差があると感じます。
ソーラーセルカット、半田付け、封入というかシリコンポッティングなどがポイントです。

ソーラーセルカットはハーフカットといってソーラーセルに切り目を入れたりします。そして、手で割っていきます。手で… そう、素手ではないでしょうが 海外ではそれに近かったような…。
このソーラーセルカットの段階でカッターの手入れがされていないと切り口にバリが出てソーラーセル表面と裏面が軽くつながった状態になり性能低下の原因にもなったりします。

小型のものはしかたがないですが、ソーラーパネルはできるだけカットをしないものを使用したいものです。

小型の単結晶ソーラーモジュールを作る時に気を付けなくてはいけないことはまだあります。
単結晶系のソーラーセルは円柱状のシリコンインゴットを薄くスライスして作りますので、できるだけ大きなセルにして使いたいので正方形の角が欠けたような状態になっています。
ソーラーセルをカットする場合はこの部分の取り扱いに注意が必要です。

例えば1枚6A発電する単結晶ソーラーセルがあったとします。
これを4分の1にカットすると6A÷4で1枚当たりは1.5Aです。



しかし、均等幅に6分の1カットする場合は以下のようなカットをすると6A÷6ですが1枚当たりは1Aとは限りません。



AやCはBより面積が少ないため発電量は少なく BはAやCより発電量が多いことになります。
モジュールを作る時に欠けセルを入れる場合は極力均等に欠けセルを入れるか使用しないようにしたいです。